はじめまして。直し屋「光」です。

このブログを読んでくださってありがとうございます。

突然ですが少しだけ、私のことを話させてください。

そこら辺にいる人間ですが、当ブログの中の人がどんな人間なのかというのを少しわかってもらえたらと思い執筆しました。特に読まなくても問題ありませんので流し読みでも大丈夫です

お直しを始めたきっかけ

もともと私はロボット工学系の大学を卒業して、そのままエンジニアとして就職しました。でも正直なところ、自分がやりたいことなのかどうか、よくわからないまま働いていました。

転機は、父親の病気でした。

父はすい臓ガンを患い、みるみると体が弱っていきました。

私は会社を辞め、飲食物の配達員として自由な時間を作りながら、できるだけ父のそばにいる選択をしました。

父と母は、ともにお直し屋を営んでいました。

母が最初に店を始め、父も母から店を一つ受け継いで経営していました。私は子どものころから、ふたりの店によく顔を出していました。

父は弱りながらも私に「やはりお前はお直し業をやってほしい」と言っていましたが私は、なかなか決心がつきませんでした。

少し時が経ち父が亡くなる本当に直前のことです。

もう声もほとんど出なくなって横になっていた父に近づき、私はこう言いました。

「俺、頑張ってやってみるよ」

そのとき父は、顔をくしゃくしゃにして鳴き声も上げれずに泣いていました。

そして絞り出すように、一言だけ言いました。

「ゆっくり……」

父との会話はそれが最後でした。

振り返れば父の心の荷物を取り除いてあげたいと思ってとっさにでた言葉だったかもしれませんが後悔は一切していません。

お直しの世界へ

父が亡くなってから、私は母の店に通うようになりました。

今も母と一緒に働いています。技術的にはまだまだで、母に怒られることも正直あります。でもいつか母がいなくなったとき、「もっと技術を教わっておけばよかった」と後悔したくない。それが今、私が店に立ち続ける理由のひとつです。

一緒に過ごせる時間を、大切にしたいと思っています。

お直しへの思い

お客様から服が届いて、丁寧に直して、お返しする。

それだけのことかもしれませんが、試着して「ぴったりになった」と喜んでもらえた瞬間がたまらなく好きです。

諦めかけていた服が、もう一度着られるようになる。そういう瞬間のために、この仕事をしています。

さんざん迷惑をかけ続けた父親の思い、母親の思いも胸に日々お仕事をさせていただいています。

趣味のこと

基本的にインドア派で、休みの日はNetflixやAmazonプライムでドラマや映画を見て過ごすことが多いです。気づいたら何時間も経っていることがよくあります。

ただ最近、「これでいいのかな」と少し思い始めて、国内旅行をしてみようかと考えているところです。コンセプトは**「できるだけ安く済ませる節約旅行」**。高いお金をかければどこでも楽しめると思うんですが、それだとあまり面白くない。いかに少ない予算でいろんな場所を旅して楽しめるかという一種の縛りプレイが面白そうだな思っています。

あと余談ですが、人の服は毎日直しているのに自分の服のお直しはいつも後回しになりがちです。職人あるある、ということにしておいてください笑

作業場はきれいなのに部屋の片づけは苦手で、気づいたら散らかっています笑 少しずつ片づける習慣を身につけようと日々奮闘中です。

プロフィール

項目内容
名前光(ひかり)
出身愛知県
学歴ロボット工学系の大学卒業
経歴卒業後エンジニアとして就職 ↓
父の闘病を機に退職 ↓
飲食物配達員として父のそばで過ごす↓
お直し屋として従事(現在)
得意なお直しパンツ・スラックスの裾上げ・ウエスト調整・幅詰め、ファスナー交換、スカート・ワンピースの丈詰め、ジャケット袖丈詰め(額縁)、各種破れ直し
趣味動画鑑賞、節約旅行(計画中)
苦手なこと部屋の片づけ(絶賛改善中)

最後に

まだ未熟な部分もたくさんあります。

ですが一着一着、丁寧に向き合うことだけは絶対に手を抜きません。

大切な服のことで困ったら、気軽に声をかけてください。